思いついちゃったから書き散らかす

降旗くんが美容師(新人)で、赤司さまがアイドル(にょた)の話。降赤というつもりではないけど、結果的には?

地味めな恰好+メガネ+帽子+日傘で外出した赤司さまを、定休日の店の中で練習中の降旗くんがふと顔を上げたタイミングで見つけて、練習台の日向店長を放り出して追いかけてってカット&シャンプーモデルにスカウトするところから話が始まるわけです。
帽子+日傘の絶対防御の中で、風が吹いて一瞬ぶわっと舞い上がった髪に! 降旗くん一目ぼれ!
練習練習であんまりテレビを見ない降旗くんだから、変装なんてされてるとアイドルをアイドルと気づけないわけで。
まして理想の髪に出会ってそちらに夢中なわけで。
事務所のしばりがあるから勝手に髪を切ることはできないけど、シャンプーなら(たまになら気分転換にもなるし)となかば気まぐれでOKする赤司さまと、大喜び降旗くんともしかしてと訝しんでいる日向店長。
訝しむ視線を向ける日向店長に、降旗くんにばれないようにそっと「しーっ」のしぐさをする赤司さまです。

月に1回か2回の逢瀬(仮)の裏で、赤司さまは自分の所属するアイドルグループKSKの現状に悩んでいたり。
でも降旗くんとの逢瀬(仮)中の何気ない言動で悩みが晴れて今後の道が決まったり。
グループを解散して全員それぞれに向く道を示して、悩みと迷いを解消して示した道や自分で選んだ道を全員が進み始めたのを確認して、ようやく赤司さま個人プロジェクトを立ち上げる。

赤司さまの事情にあれこれにメドがついたところで、ある逢瀬(仮)のとき、突然「切ってほしい」と言い出すから降旗くんびっくりだし戦々恐々。
「事情があって鋏は入れられないんだ」とヘアケア&ブローモデルしかしてこなかったのに! 俺の理想の髪が!
「でも、もったいないし、いまの髪型も似合ってるし」
「生まれ変わりたいんだ」
「え?」
「生まれ変わるきっかけをくれた君に、最後に残る殻のひとかけらを除いてほしい。…君の手で完全に生まれ変わらせてほしい」
(なんかちょっとエロい…)と思いつつも、鋏を入れる降旗くん。
「いまロングだから、ミディアムロングくらい?」
「ショートだ」
「……ボブとか」
「ベリーショートで頼む」
「さらに短くなってますけど!」
「君が切ってくれないなら自分で切る」
そう言われてしまっては仕方ない。切られるくらいなら俺が整えたい。泣く泣く長かった髪をばっさりベリショに。でも赤司さま、童顔だし頭の形よさそうだし、普通にベリショも似合うと思うんだよねー。
まあそんなこんなで、完全に生まれ変わった赤司さま。しばらく忙しくなるから次はいつこれるか分からないと言い残して帰っていく。

個人プロジェクトでソロデビューした赤司さま。ソロデビューシングルはなんと全英語詞の3曲入り。
明るいポップな曲調にシリアスな歌詞の1曲目と魂の叫びのように命を削るような歌いかたの2曲目、R&B風で妖しい雰囲気の3曲目。
ソロデビュー曲で真骨頂とか新天地とかアイドルからの脱皮とかイメージ戦略の変更とか、善しにつけ悪しにつけいろいろ言われるけど切ってもらったこの髪型があるから平気。
短いけれどインタビューを受けたとあるファッション誌の表紙を飾る赤司さま。それを店に置く雑誌を整理してる降旗くんが見てええええ!?!?ってなるのはもはやテンプレ。
数ヶ月たって、髪もそろそろ伸びてきたところでお店で再会するのもテンプレ。というかベタか。

降旗くんの技術はまだ特別上手じゃないけど、「すごく丁寧に触られてるって分かるッス。大切にされてるんスね(by黄瀬)」という感じ。

以下追記
ソロデビュー直後のインタビューで「全曲英語詞なのは世界デビューを見据えてですか?」と聞かれた赤司さま。
「(歌詞の意味が)伝わってほしいようなあいまいなままでいてほしいような、そんな微妙な乙女心を含んだ照れ隠しです」と答えて周囲を騒然とさせる。

曲の感じ訂正。
1曲目:明るいポップな曲調にシリアスな歌詞→明るいポップな曲調にただならぬ(うまくいってない)恋愛の歌詞
2曲目:魂の叫びのように命を削るような歌いかた→切実なる思いの歌詞で命を削るような歌いかた。MVは炎の中で歌ってるイメージ。手を伸ばした先に炎があって、ピントが顔→手→燃え上がる炎って動いてくの。
3曲目:R&B風で妖しい雰囲気→R&B風で妖しいドラマのような歌詞と曲調の雰囲気