2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

実はそうと知らずに出会っていたらの話

あいつを思い出すときに最初に浮かぶのは1枚の絵だ。 広い真っ白な空間に大きくてカラフルな鱗の魚の絵が浮かんでいる。ただし絵と言ってもその魚の絵を思い出すのではなく、白い大きな空間にカラフルな魚を見つめて佇むあいつ、という俺の視覚というキャン…

例の映像話

なめらかに変化していく映像はアップのカットが多かった。世界的にも有名な交差点の街頭ビジョンに映るとそれらはさらに迫力を増す。 まつげが影を落とす目元、鮮やかなネイルの指先、そしてなによりふっくらとして艶やかな唇。唐突に流れはじめた映像は多く…

焼け野が原(Cocco)は黒子っぽいと思った。

隣人設定おいしいですムシャァ

よくある地方都市の大学にそれぞれ進学した降旗と赤司が、ひとり暮らしにそれぞれ選んだアパートはお隣同士でした――。 イイネ! 壁叩いて起こしあうとかね、おこたでお鍋とかね。イイネ!隣人設定にプラスして、自分のバイト(ウエディングお手伝い)を混ぜてみたり…

前オリジで考えてたネタで

3行で。高校時代の先輩後輩 古くてデカい日本家屋に 6人共同生活オリジでは当時の3年生1人(男)、2年生2人(男女)、1年生(男女)、何世代かあとの後輩1人(女)という妄想。 3年生 男 営業職 2年生 男 ? / 女 事務職 1年生 男 IT系在宅 / 女 看護師 後輩…

歌う降旗くん

必要な準備にかかる時間から逆算して、ぎりぎりの時間にインターホンを押したのは意地か、もしくは最後の抵抗だった。インターホンマイクの向こうに立った声に、マスクをしたまま「俺」とだけぶっきらぼうに応えると、相手は愉快で堪らないと言った様子で「…