2016-01-01から1年間の記事一覧

テレパシー?的な話

「ゲートを閉めろッ!」 その声に最初に動いたのは平野だった。 操作盤に取り付き、殴りつけるようにして「閉」のボタンを両手で叩いた。閉鎖指示を受けた門は軋む音を立てながらもまたたく間に閉まっていき、閉めろと叫んだ御手杵を門の向こうに取り残して…

審神者の結婚

(フィガロの結婚的な)審神者と提督の結婚ネタをネタ出しというかメモ代わりに。 肩書とか組織名とか毎度考えんのしんどい… 万事において慌ただしい朝のひとときがすぎて、歌仙兼定は大広間の日めくりカレンダーに手をかけた。 食堂にもなっている大広間に…

よく分からない書き散らかし

熱のある体「あれ。歌仙、主は?」 「寝ているよ」 「また? 具合悪いの?」 「そのようだね。『丈夫だけど弱い』とは人間は不思議だね」 「それ人間っていうか、主の体のことでしょ。まあでも、病弱ほどじゃなくても機能が弱いっていうのも困るね」 「病と…

こういうのが書きたいなっていうか

書きたいところだけ書くっていうか。 ――風雲急を告ぐとはよく言う。 しかし歌仙兼定は、本当に直截に急を告ぐのは音であると思っている。 なにかの割れる音、誰かの悲鳴、慌ただしい足音、そして。 「嫌な感じですね」 「……そうだね」 堀川国広と厨の片づけ…

レプリカが三兄弟

「おいで」 差し出された、まだ小さな手で抱き上げられる。ぎゅっとしがみつくと結城の兄は歩き出した。 「っはは! 生まれたばかりでも、あいつもちゃんと『御手杵』なんだな!」 強くなり始めた風は雲を呼び、ついには雨が降り出した。 しかしその場を離れ…

花祭パロ5

……とうとう5かよ……。その1とかその2とかその3とかその4とかを経て、もやもやイメージ的な感じはできてきてるんだけどなー…あんまり雑多すぎて。 つか、イメージっていうより妄想か。こういうこういうこういうのが読みたいのーっ!っていう妄想の産物……。で、…

花祭パロ

この辺のその場しのぎの設定がなんとなく固まってきたから修正。燭台切:遊び人風作曲家。鶴丸の誘拐事件関連で目を負傷。そこから縁を得て、しばしば学院に出入りしている。無責任に甘やかしたりかわいがったり遊んだりしてくれるため、三日月とは似て非な…

花祭パロ3

忘れものの確認から始まった兄の小言は、目的の部屋への道中、延々と続いた。 あれをしないように、これをすること、と言葉を積み重ねる兄に、少しうしろをついて歩く乱は分かった、頑張る、気をつけるといちいち返事をする。 とは言ってもひとつながりの建…

花祭パロ2

これのネタ出し。同田貫:警察(SP)系の家。軍隊はちょっと違うんだなー。次郎ちゃん:神使い。太郎さんも同じ。開発に伴ってご神体が神聖な場所へ動いたため、秋田くんは二度と会えなくなってしまう。日本号:面倒くさがって特定の女性を作らないでいたら…

花祭パロ

たぶんこれから先も何度となくくり返して言うだろうけど、ほんっとうに花祭の設定が好きでな…!粟田口は全員花だ。 苗字は粟田口だけど、その昔「藤四郎」という名前の有名な花があったために、いまでも粟田口ではなく「藤四郎の」と呼ばれる粟田口。 呼び名…