ついったのメモまとめ

彼はぺこりと軽く頭を下げて部屋から出てきた。
彼が繰り返すどこ、なに、と疑問には曖昧に応じてひとつも答えず、騙し打ちのように彼の背をその部屋に押し込んだ。そのあとは、防音ではないため漏れ聞こえるやり取りの断片を扉の目の前の廊下で、壁に寄りかかって待ちながら聞いていた。
伸びやかな音は扉一枚では少しも損なわれない。心地よい、豊かな表情と色彩をまとった音。もっと、もうワンフレーズをと思っているうちに彼は部屋を出てきてしまった。丁寧に扉を閉めて、くるりと振り返った彼はきつく僕を睨む。

「お前、なにか圧力かけたんだろう」
「まさか。かけられる相手じゃないよ」
「彼は僕の叔父だ。ただ、素晴らしい歌声の人物がいると言って動画のアドレスを教えただけで」
「興味どころか、彼が映像を見るかどうかも僕には分からなかった。叔父も忙しいひとだから」

降旗はズコーとファストフード店のドリンクを吸い上げた。半目で見上げる先には大型の街頭ビジョン。なにこれデジャヴ…と思わなくもないが、左右の存在が逃避を許さない。右手に鷹の目、左手に天帝の目。バスケ関係者なら垂涎のポジションだろう。変わってあげたい。

歌う降旗くんのCDが出る話のネタメモ。
お偉いさんが集まるコンペに突然放り込まれる降旗くん。

仮題がダブルだったあれ、赫と赤降のあれ、タイトル「ダークワルツ/ダンサーインザダーク」にしよう。赫がダークワルツ、赤降がダンサー・イン・ザ・ダーク
「世迷言/Divine」も書けたらいいし絡められたらいいな…と思うだけはタダ。いやほんと書きたいれす……_ノ乙(、ン、)_
世迷言(you are my god)は緑間の見た紫原、Divineは紫原の見た緑間。妄信に見えてそうじゃないのが紫原、対等理解に見えて妄信なのが緑間。

ダークワルツは曲より単語の持つ意味のイメージ、ダンサーインザダークも映画じゃなくてそちら寄り。
世迷言はもちろん、you are my godとともに柿喰う客で、Divineはt.A.T.u.の曲のイメージ。

ところで、字面的にはDark Waltzとダークワルツ、ダンサーインザダークとダンサー・イン・ザ・ダークDancer in the Darkどれがいいかな。どっちもカタカナがいいかな。