きょう赤降の日だったんですね。おめでとうございました。
…少し前までは覚えているのに、間近になると忙殺されてすっかり忘れてしまうというのが最近の記念日的なものの恒例になっている……orz
まあ、特になにかしようという予定はなかったんですけど(間に合わない的な意味で)

全身を這いまわり駆け巡る感覚に呼吸さえままならない。息を詰めては隙をみて吐き出し、短く急いで吸い込むことの繰り返しだ。手の中のシーツをいっそう強く握りしめて、水底から顔を出すように喉を晒し、空気を求めて喘いだ。
はあはあと荒い呼吸を整えながらまたがる相手を見下ろす。
降旗に比べれば断然涼しそうな、余裕のある表情をしている。けれどそれでも若干熱く乱れた息と薄く染まった頬も感知できて、降旗は目を細め、口角を吊り上げ、うっそりとした笑顔を浮かべた。
「はは、いい眺め」
あの、あの赤司征十郎が俺の下でこんな顔をしている。あの赤司征十郎のこんな顔、快楽をにじませたこんな顔、俺のほかに見たことあるやつはいない。まして、男にこんな顔をさせられているなんて。またがらせて好きにさせて、こんな顔を晒しているなんて!
薄暗く背徳的な優越感がたまらなくて笑い声がもれる。声は体にも響いて、深くつながった奥がじんとしびれ、それでまた背筋を快感の電流が駆け抜けた。
「あっ、はっ、…本当にいい眺めだな、赤司」
「…それは普通、僕の視点でいう台詞じゃないのか」(マスクドビッチ)

赤降の日とかいってる口でこれだよ!
マスクドビッチ妄想。
どうしてこういう関係になったかなーといろいろ妄想すれば、たぶん、赤司さんに片思い降旗くんが、女の子と一緒に歩いてる赤司さんを見て勘違いしてヤケ酒→偶然見かけた赤司さんが酔っ払いをなだめようとする→失恋したんだ慰めて→なにもしなくていいよ、全部俺がやる→アッー
(赤降です)
かーらーのー、ぐだぐだ続く関係っていう。

「いーよ、心なんていらない。なに考えててもいいよ。体だけ、気持ちいいだけでいい」
「…それだけがいい。それなら俺も余計なこと考えなくてすむ」
「目、閉じてろよ。あの子のことでも考えてればいい」
「後ろからがよくね? そんで直視しなければ相手が誰だか分かんなくなるじゃん」
「キスはだめだろ。女の子とやわらかさが違うし、そこは心からの相手に取っとけよ」
降旗くんルール的にはキスしない、結合中相手の抱きつくようなことはしない、が絶対。
だってそんなことしたら恋人みたいだし俺がつらいっていう。maskd bitch!!