メモ

世迷言:紫原敦にとっての赤司征十郎、あるいは紫原敦の視点による緑間真太郎にとっての赤司征十郎
Divine:緑間真太郎にとっての赤司征十郎、あるいは緑間真太郎の視点による紫原敦にとっての赤司征十郎

………相変わらず考えてると混乱してくる……。
とにかく、書きたいイメージは、「語るに落ちる」みたいな話なんだー。
緑間が紫原の盲信を観察・諌言するようでいて、結局盲信しているのは緑間(世迷言)で、紫原は緑間の盲信をじっと観察して「盲信してるのはみどちんじゃん」みたいに思ってる(Divine)……みたいな……。


毎度遡るのも面倒だから、メモ代わりに以前の書き散らかしを持ってきておく。

お前にとって赤司とは神のようなものなのか。
晩秋の、不思議と暮れなずむ夕日を見ていたらついこぼれてしまった。訊くつもりなどなかったのにぽろりと口からこぼれてしまったことばにすぐさま失敗したと思った。案の定、言われた紫原は、まさかという顔で、そして呆れたように緑間を見上げていた。(世迷言)

ゴドーを待ちながらみたいだなと笑う赤司に待ちぼうけは勘弁だと緑間が応える。ゴドー。ゴッド。かみさま。冗談じゃない。
神だと思っているのはそちらだろうと紫原は思う。
神だと思っていたらあんなことしない。もしくは、尽くして尽くして、最後でユダのように裏切り、駆け込み訴え、たったの銀三十ぽっちと口づけひとつで捨てたあとに文字どおり死ぬほど悔いるだろう。そんなことはしない。
神聖視しているのほみどちんじゃん。神聖視して特別視して置き去りにしてる。言って突きつけて責めたててやりたい乱暴な気持ちで、並んで歩くふたりの後ろをのそのそと歩いて続く。(divine)