赤司さんが社長なら

果たしてなにをしている会社であろう。
もちろん財閥…は現代にはありませんね。GHQ財閥解体令がありますからね。
まあそんな感じで赤司家の会社を継いでいてもいいけれど、自分で会社を興した設定もよく見かけるから、じゃあなんの会社だろうって。
…思って、ぱっと最初に浮かんだのがアクセサリーだった。
ジュエリーじゃなく、アクセサリー。
ステータス的な感じのものじゃなく、貴石を使ったジュエリ〜キラキラ〜って感じのでもなく、実際に身に着けて美しいもの、身に着けた人を輝かせるもの、引き立たせるもの、素材の美しさを活かしたもの。
シンプルとか清楚とか素朴とか優雅とかエレガントとか上品とかキレイ系とかシックとか凛としたとかスタイリッシュとかいう表現をよくされる。
そういうアクセサリーをデザイン・制作して、かつ、いいものを作るならばためらいなく経歴云々は関係なく個人アーティストとも契約する感じの会社。
やたら華美にならない作りではあるけれど、素材がいいから価格帯としてはデザインに比して高め。
メインターゲットは20代半ばから上。大人の女性向け。

並べられた試作品のひとつを手に取り上げる。
流れるチェーンはなめらかでやわらかい。鎖のひとつひとつが白く輝いてまぶしく光る。
小さなトップは変形の雫型をしており、角度を変えて眺めると表情を変える。その形も、肌あたりまで計算されたなめらかな曲線だ。
丁寧にチェーンをたぐって、アジャスターに付いたブランドを示す小さなプレートを返せば、刻まれた文字のデザインにも隙がない。
「…うん、いいな。美しい」
ひと言、感動のため息にも似た吐息に乗せて言えば、目の前の部下がほっとした顔をし、その後ろに並んだ彼の部下がガッツポーズとハイタッチを交わした。

アクセサリーやそのデザイン・美醜を語る赤司さんよくないですか……。

ところで名家ってどの程度のものか。
日本有数の名家って、それこそ三○とか住○とかレベルなのか。
それとも旧貴族華族レベルなのか。
オタク的にはいろいろ気になるところを謎として残されたまま連載終わってしまった感があるよー

1013追記-----
ブランド名は「to ef(トゥエフ)」=to F。
FはFemale(フィメール、女性)であり降旗くんであるという赤降脳。
上のネックレスの他には、青の濃い、小粒のターコイズを少し太めのチェーンでつないだブレスレットとか、濃紺のガラスの中に満天の星空のような金の粒を散らしたピアスとか。
トゥエフを有名にしたのは、1.5センチ四方のプレートに赤・黄・橙・茶・黒・水色をステンドグラスのように流し込んだ「to F」。
ブランド名と同じ名前の代表作だよ!
赤・青・黄・緑・紫・桃・紫・水色・薄灰のカラフルバージョンと赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の虹色バージョンもバリエーションとしてはあるよ!

…ってとこまで妄想した(寝る前に)